「まさか?」の連続だった。「逆もまた真なり」が随所にちりばめられていた。しかもそうした現実そのものが、結果的にはこのバンドの「揺るぎない明日」を象徴していたように思う。6月29日、東京・新木場STUDIO COASTで幕を開けたDIR EN GREYの新規ツアー第一夜を目撃して、僕が何よりも強く感じさせられたのがそれだった。

<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010>と銘打たれた今回のツアーは、去る1月9/10日に行なわれた日本武道館公演から半年弱を経て開幕に至ったもの。その二夜公演をもって、現時点での最新オリジナル・アルバムにあたる『UROBOROS』(2008年11月リリース)を基軸とする一連の活動が完結に至っていただけに、オーディエンスの興味は当然ながら、彼らがステージ上で披露してくれるはずの“次”に向けてのヒントが何であるかに集中していたに違いない。が、そうした当然の好奇心すらも余分な邪念として蹴散らしてしまうようなすさまじさが、この夜のライヴにはあった。

念のために補足しておくと、ツアーの序盤に組み込まれたこの東京公演(6月29/30日)は、彼らのオフィシャル・ファンクラブ会員のみを対象とした限定ライヴ。この2公演を皮切りに、これから7月21日までの間に計9公演が行なわれることになっているだけに、この時点で具体的な演奏内容について書き記すことには若干の抵抗をおぼえざるを得ない。が、象徴的な事実として明かしてしまうと、この第一夜は「304号室、白死の桜」で幕を開け、最後の最後、アンコールは「CHILD PREY」の余韻のなかで終了した。言うまでもなく前者は1999年発表の1stアルバム、『GAUZE』からの楽曲。2002年に第13作目のシングルとしてリリースされた後者は、オーディエンスに一体感をもたらす必殺曲として長年にわたって定着していたナンバーだが、ここしばらく演奏メニューに名を連ねていなかったものだ。

こうしたある種のサプライズ要素について躊躇なく明かしてしまうことができるのは、驚嘆をもたらす楽曲がそれらばかりではなかったからでもあるし、今回のツアー全体を通じて彼らが「まったく同じライヴ」を重ねることは一度もないはずだと確信できるからに他ならない。「心地好い緊張感」などという表現では生ぬるく感じられるほどのテンションと、きわめて硬質に研ぎ澄まされたサウンド。意外すぎる選曲の連続と、その意外性にこそ「ずっと変わっていない何か」を解き明かす鍵が隠されていたという事実。従来とは異なったポジションで存在感を放つようになった『UROBOROS』の楽曲たち。このバンドにしてはめずらしいほどの光量を伴ったまばゆいステージと、「目もくらむような逆光は、実は闇にも等しい」という真理。この場で書き連ねておきたいことは山ほどあるが、とにかく僕には、冒頭にも記したとおり、時間軸を縦横無尽に飛び越えながら繰り出されたさまざまな楽曲たちが、このバンドの揺るぎなさを無言のうちに実証していたことが印象的だった。もちろんこのツアーの全公演に足を運ぶことなど僕自身には不可能だが、できることならそうしたい。そんな欲求を刺激せずにおかない一夜だった。

DIR EN GREYはこのツアーを終了直後、7月25日には韓国の仁川(インチョン)で行なわれる<PENTAPORT ROCK FESTIVAL>に、STEREOPHONICS、HOOBASTANK、IAN BROWN等と肩を並べて出演することになっている。その後は既報どおりイギリスに飛び、8月1日にはネブワース・パークでの巨大フェス<SONISPHERE 2010>(3日間にわたって行なわれ、IRON MAIDEN、RAMMSTEINなども出演)の最終日に登場。同3日にはロンドンでの単独公演が行なわれ、さらに8月5日にはモスクワ、同6日にはサンクトペテルブルクにおいての、自己初となるロシア公演も決定している。当然ながらこれらはすべて、日本で幕を開けたばかりの<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR 2010>の一環としてのものであり、ロシアでの2公演終了後も、このツアーは続行されるものとみられている。

そしてすでにご存知の読者も多いはずだが、10月16/17日にさいたまスーパーアリーナで開催される国内最大級のメタル・フェス<LOUD PARK 10>への出演も決定。OZZY OSBOURNE、KORN、AVENGED SEVENFOLDをはじめとする強豪たちが集うこのフェスに、DIR EN GREYは2006年以来の帰還を果たすことになる。気の早い話だが、そこで彼らがどのようなステージを披露することになるのかにも、当然ながら興味をおぼえずにはいられない。が、今回のツアー第一夜でも証明された「揺るぎなさ」を、間違いなくその場でも感じさせてくれることだろう。同フェスについては今後、追加出演情報も続々と届くことになるはずなので、そちらもあわせて楽しみにしていたいところだ。もちろん8月のロシア公演終了から10月の<LOUD PARK 10>までの2ヵ月と少々の空白も、ずっと空白のままであろうはずがない。始まったばかりの国内ツアーの動向のみならず、やはりこのバンドの「明日」には常に注意を払っていたいものである。

文●増田勇一

<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010>
7月4日(日) 愛知県・Zepp Nagoya
[問]サンデーフォーク 052-320-9100
7月7日(水) 大阪府・なんばHatch
7月8日(木) 大阪府・なんばHatch
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
7月10日(土) 福岡県・Zepp Fukuoka
[問]BEA 092-712-4221
7月15日(木) 北海道・サッポロファクトリーホール
[問]SMASH EAST 011-261-5569
7月20日(火) 東京都・新木場STUDIO COAST
7月21日(水) 東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100

◆LIVE/欧州◆
<SONISPHERE FESTIVAL 2010>
8月1日(日) Knebworth Park -Knebworth / UK-

◆単独公演◆
<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010>
8月3日(火)Koko -London / UK-
8月5日(木)Tochka Club -Moscow / Russia-
8月6日(金)Glav Club -St. Petersburg / Russia-

<LOUD PARK10>
10月16日(土)・17日(日)さいたまスーパーアリーナ
[問] www.loudpark.com

『UROBOROS -with the proof in the name of living...- AT NIPPON BUDOKAN』
2010.5.26 RELEASE
【初回生産限定盤】
SFBD-0022~25 4枚組 (DVD3枚+CD1枚)
\10,500 (tax in)
【通常盤】
SFBD-0026~27 DVD2枚組
\7,140 (tax in)


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今次想跟大家介紹一下一隊日本視覺系樂隊---LOST ASH。很久都沒有介紹樂隊了,沒辦法,最近非常之忙,連翻譯都沒時間做...希望大家勿見怪。


LOST ASH的音樂跟其他VR樂隊很不一樣,有興趣的話,可以去最下面的映像看看。


【LOST ASH(ロスト・アッシュ)】

有著黑暗、頹廢美、榮枯盛衰、廢墟之中的美麗、灰色…等等,和時間一起渡過的「美」之意思。

音樂方面,開始時加入Emotion Metal Core要素的Modern Rock,接著聽到的是重低音的黑暗(有艷之美)作為基調,刺激中想法的表現。

至於歌詞的主題,主要是充滿孤獨感,當中還有表現希望及絕望。


Vocal: Daiki


Guitar: Show


Bass: Sai


Drums, Piano etc... Dye


■2nd Single發售&紀念推出新作而舉行Live!!

2010/7/28(水)
限定生產1000張
2nd SINGLE
『innerCORE』
SDMC-0014 \1,500(tax in)
※全4首歌曲。

[舉辦Live]
2010/8/6(金)
LOST ASH PRESENTS
2nd SINGLE『innerCORE』紀念推出新作舉辦
【會場】渋谷RUIDO K2
【時間】OPEN/16:00 START/16:30
【票格】預售/\2,500(不包飲品) 當日/\3,000(不包飲品)
※有OA!


■1st Single 『superNOVA』 在4月14日推出了!!

★Oricon 2010年04月26日的Indies Single Chart週間排行榜得到第5位★

2010/4/14(水)
限定生產500張


1st SINGLE
『superNOVA』
SDMC-0013 \1,500(tax in)

1.superNOVA
2.Burst My Emotion
3.FLARE
4.Bright

【1st Single『superNOVA』售賣店/特典】
■ライカエジソン東京店 03-3369-3119
・Radio風CD(ライカエジソンVersion)
■ライカエジソンドットコム ラフォーレ原宿店 03-3746-6002
・Radio風CD(ライカエジソンVersion)
■ライカエジソン名古屋店 052-229-8211
・生写真
・Radio風CD(ライカエジソンVersion)
■ライカエジソン大阪店 06-6252-6262
・生写真
・Radio風CD(ライカエジソンVersion)
■Brand X 03-3980-6780
・Original生写真
・Radio風CD(Brand X Version)
■自主盤倶楽部 03-3371-3851
・Original生写真
・Radio風CD(自主盤倶楽部Version)
■札幌・GURUGURU 011-251-4480
・Radio風CD(GURUGURU Version)
■仙台・little HEARTS. 022-264-8003
・Radio風CD(little HEARTS.Version)
■RYSKY DRUG STORE 025-241-9200
・Radio風CD(RYSKY DRUG STORE Version)
■心斎橋・ID PILOT DEAD ONE 06-6258-5186
・Radio風CD(ID PILOT DEAD ONE Version)
■博多・SKULL ROSE 092-741-0501
・Radio風CD(SKULL ROSE Version)
■Live會場LOST ASH販賣部
・Original Sign Poster


LOST ASH Oficial Site


 


第一次聽「superNOVA」,已經被吸引住...很久都沒有聽過如此好聽的VR Band的歌曲。雖然他們是比較新的Band,但音樂卻做得非常純熟,要注意LOST ASH喇。



至於「Burst My Emotion」,是很重型的一首搖滾歌曲,不錯啊~



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GACKT的第二張Single Collection『THE ELEVENTH DAY ~SINGLECOLLECTION~』會於7月21日推出。

記得1999年,GACKT以「Mizerable」將GACKT的Solo Project的序幕揭開,至今活動已經有11年了。而推出過的Single歌曲全都曾打入Oricon TOP10位置之內,很厲害呢~除了音樂之外,電影、電視劇、舞台劇、配音等等,各式各樣的演出都有做過了,當然GACKT還想向其他方便發展。

7月21日推出的『THE ELEVENTH DAY ~SINGLECOLLECTION~』是自2004年推出的『THE SIXTH DAY ~SINGLE COLLECTION~』以來,相隔了6年的Single Collection。當中收錄從「君に逢いたくて」(2004年)開始,以及身為忠實GUNDAM Fans的GACKT,受到富野由悠季先生的拜託下而創作了「METAMORPHOZE ~メタモルフォーゼ~」、NHK「みんなのうた」(2007年2月3月的作品)的主題曲「野に咲く花のように」、還有GACKT第一次得到Oricon Single Chart第1位的「RETURNER ~闇の終焉~」和2009年推出的「FLOWER」等等,合共15首歌曲。

GACKT現在正舉行全國ZEPP Tour,從Tour中選了些作品,推出GACKT首個Tour Link Album『ARE YOU “FRIED CHICKENz”??』,發售日是6月23日。還有,初次CD音源化的「JUSTIFIED」、「UNCONTROL ♂狂喜乱舞edition♂(Mar.21,2010 LIVE ver.) 」、「JUSTIFIED(Mar.21,2010 LIVE ver.) 」的來電鈴聲等推出。

另一方面,日本官方YouTube將會有『THE ELEVENTH DAY ~SINGLECOLLECTION~』中全部15首歌曲,以及Tour Link Album『ARE YOU “FRIED CHICKENz”??』中的「UNCONTROL ♂狂喜乱舞edition♂(Mar.21,2010 LIVE ver.) 」、「JUSTIFIED(Mar.21,2010 LIVE ver.) 」的PV映像一齊公開,很想看看獨一無二的GACKT世界觀究竟是怎樣?

『ARE YOU “FRIED CHICKENz”??』
2010年6月23日發售
CRCP-40276 ¥3000(tax in)

『THE ELEVENTH DAY ~SINGLE COLLECTION~』
2010年7月21日發售
CRCP-40277 ¥3000(tax in) 


<収録曲>
01.君に逢いたくて
02.ありったけの愛で
03.BLACK STONE
04.METAMORPHOZE ~メタモルフォーゼ~
05.届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ・・・
06.REDEMPTION
07.LOVE LETTER
08.野に咲く花のように
09.RETURNER ~闇の終焉~
10.JESUS
11.GHOST
12.小悪魔ヘヴン
13.FARAWAY ~星に願いを~
14.LOST ANGEL
15.FLOWER


<GACKT YELLOW FRIED CHICKENz 首個Tour亦是日本國內最終Tour!! 煌☆雄兎狐塾~男女混欲肌嘩祭~>
2010年6月10日(木) Zepp Tokyo 18:00/19:00
2010年6月11日(金) Zepp Tokyo 18:00/19:00
2010年6月13日(日) Zepp Tokyo 17:00/18:00
2010年6月16日(水) Zepp Tokyo 18:00/19:00
2010年6月17日(木) Zepp Tokyo 18:00/19:00
2010年6月21日(月) Zepp Nagoya 18:00/19:00
2010年6月22日(火) Zepp Nagoya 18:00/19:00
2010年6月24日(木) Zepp Nagoya 18:00/19:00
2010年6月25日(金) Zepp Nagoya 18:00/19:00
2010年6月28日(月) Zepp Fukuoka 18:00/19:00
2010年6月29日(火) Zepp Fukuoka 18:00/19:00
2010年7月01日(木) Zepp Fukuoka 18:00/19:00
2010年7月02日(金) Zepp Fukuoka 18:00/19:00
2010年7月04日(日) Zepp Osaka 17:00/18:00
2010年7月06日(火) Zepp Osaka 18:00/19:00
2010年7月07日(水) Zepp Osaka 18:00/19:00
2010年7月09日(金) Zepp Osaka 18:00/19:00
2010年8月11日(水) Zepp Sendai 18:00/19:00
2010年8月12日(木) Zepp Sendai 18:00/19:00
2010年8月14日(土) Zepp Sendai 17:00/18:00
2010年8月15日(日) Zepp Sendai 17:00/18:00
2010年8月17日(火) Zepp Sapporo 18:00/19:00
2010年8月19日(木) Zepp Sapporo 18:00/19:00
2010年8月20日(金) Zepp Sapporo 18:00/19:00


◆GACKT Official Site


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2010年1月1日で結成10周年の節目を迎えたナイトメア。1月9日には、キャリア最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのスペシャル・ライヴ<NIGHTMARE 10th anniversary special act vol.1 GIANIZM ~天魔覆滅~>を成功させ、そこでのチャレンジングなセットリストをさらに練り上げたメニューによる全国ツアー<Request of "GIANIZM" the Tour>を4月に敢行。バンドの軌跡をライヴ・ステージで証明してきた。ともすれば“お祭りムード”一色でもおかしくないはずなのに、ナイトメアの10周年は至って平常心で突き進んでいる。

そんな10周年の第1弾シングルとなる「a:FANTASIA」を6月23日にリリースするナイトメアの特別企画。

BARKSはもちろんのこと、世の音楽媒体が“いよいよ来年は10周年ですよ!”と囃し立てていた2009年秋、シングル「Rem_」リリース時にBARKSではナイトメアのメンバーに“よく見る夢”“印象に残っている夢”について聞いていたのだが、そこでの回答には実に興味深いものがあった。ということで、若干の時差はありつつ、夢占いでナイトメアの深層心理に迫ります。

【RUKAが見た夢の概要】
自分は死んでいるが、幽霊として生きていて、バンドもやっていて、普通に暮らしている。身体はないけど、みんなから自分の姿は見えている。なんか切ない。

RUKA:この夢すげぇ覚えてるんですけど、何か意味あるんですか?

――「幽霊になった自分」というのは、「新しい出会い・新たな展開・未知の能力や可能性を象徴します」ということらしいです。

RUKA:へぇ~。

――それと、「殻を破って、もう一人の自分を模索する過程を表すことも。また、諦めていたことへのリベンジのチャンス。人間関係での思いがけない展開を示唆する場合もある」と。

RUKA:へぇ~。あんま変わりなかったですね(笑)。

――思い当たるエピソードはないですか?

RUKA:うん。でも、これ悪い夢じゃないんですか?

――悪いわけではないみたいですよ。占ってもらったUTA先生によれば「運勢の替わり目、改善期にあるようです」ということなので。

RUKA:そうか。

――「新たな展開」ということでいえば、この夢の話を聞いた2009年9月初旬は、ソロ・プロジェクトのThe LEGENDARY SIX NINEの始動を控えていたり、2回目の武道館公演を終えた直後だったり、“いよいよ10周年!”というムードが高まってきていた時期ですね。

RUKA:なるほど。そうかぁ…。

――“新しいことをやってみたい”という欲求は?

RUKA:ないんですよねぇ。“新しいこと”って何?とも思うし。やってなかったことはイロイロあるし、いっちゃえば、カッコ悪いことだったらいくらでもやってないことはあるし。やりたいと思ったことはある程度できてるから。

――では、10周年という節目のこの一年は、持久力、瞬発力、どちらだと考えていますか?

RUKA:今年は持久力。で、11年目からは瞬発力じゃないかな。今年はこの10年間を出しきって、来年からが新しいスタート。だからいまは、のんびり考えてます。…考えてていいんですよね?

――どうなんでしょう…。見えないなかで待つことの不安は、ファン心理としてあると思いますけど。

RUKA:えーっ!! 何を期待してるんですかね。

――リリース・ラッシュとか、怒濤のライヴとか、めくるめく予定の数々。

RUKA:俺は多発は好きじゃないし、ライヴいっぱいやるのも好きじゃないし。今年はのんびり休もうって決めてるから(笑)。

――あ、はぁ…。RUKAさんにとって、バンドの楽しいことって何なんですか?

RUKA:わからない。それを教えてくれる誰かに会いたいぐらい(笑)。

――じゃあ、何で9年間も続けてこられたんだと思いますか?

RUKA:たぶん、いちばん最初に5人で合わせたのが楽しかったからだと思うんですよ。お堅い“バンド好き”“音楽好き”で始めたわけじゃないから。それがずっと続いてるんですよね、俺の場合。

――そのときの“楽しかった気持ち”は、仕事になったいまでも変わっていない、と。

RUKA:俺は一緒ですね。たぶんね、いま楽屋にメンバー5人でいて、シーンとしてたらもうやってないと思います。

――そういえば、以前バップ(←ナイトメアの所属レコード会社)のスタッフの方から聞いたんですけど。ナイトメアの楽屋のテーブルにたまたま輪ゴムが1コ落ちてて、その輪ゴムだけで小一時間キャッキャッはしゃいでた、と。

RUKA:あははは(笑)。もぅね、このコーヒー・スプーン(←細身で弾力性のあるプラスチック制)でも遊べますからね。乳首に思いっきりパンッてやって、どこで当てるのが痛いか、とか。そういうのがなかったら、やってられないです。だって、バンドやってて辛いことしかないんだもん。

――えっ!?  “この曲を作ってよかったな”とか感じるときはないですか?

RUKA:うーん。 “あのときこんな曲作れたのに、何でいま作れないんだろ?”って思う。俺、マイナス思考ばっかりだな。…困りましたね。

――困りましたね。

RUKA:何が楽しいんだろ? 今日、歩きながらフと思ったんだけど、サラリーマンでもミュージシャンでも自営業でも、ずっと同じことの繰り返しで、どの仕事もみんな一緒なんだなぁって。

――そこにどれだけやりがいや刺激や面白味を感じられるかの違いでしょうかね。

RUKA:俺は逆に、いっぱい仕事をやって、休みになったときに刺激を感じたい。

――なるほどね。では、「殻を破って、もう一人の自分を模索する過程」という部分はどうですか?

RUKA:“もう一人の自分”っていうよりは、将来の自分を模索してる。どうしたらいいんだろな?っていう。

――将来、どうなりたいですか?

RUKA:お金持ちになりたい。だって、お金持ってないと何もできないでしょ? このまま結婚もできないで子供もいなかったら、将来誰も養ってくれないじゃん。

――いきなり現実的すぎて引くんですけど。

RUKA:そういう話を、前にメンバー同士でしてたんです(笑)。で、“じゃあ老人ホームに入れるぐらいお金貯めなきゃね”って話になって。

――さらに現実的すぎて引きます。

RUKA:でしょ(笑)?

――ちなみに、RUKAさんはちゃんと貯金できるタイプですか?

RUKA:ぜんぜんできないですね。浪費家だから(苦笑)。

――じゃあ、ずっと働き続けないといけないじゃないですか(笑)。

RUKA:そう。でも、忙しいのがいいのかな。…俺、屋台やりたいんだよね。お弁当屋さんとかの。こないだテレビで屋台特集みたいなのやってて、楽しそうだなと思って。

――はぁ。で、「幽霊になった自分」なんですけど、「諦めていたことへのリベンジのチャンス。人間関係での思いがけない展開を示唆する場合もある」ということなんですけど。

RUKA:俺、小学校の卒業文集で、将来の夢は「社長」って書いてたけど、その夢を諦めてたから。社長になるリベンジのチャンスだったらいいな。

――お弁当屋さんの社長になって、ナイトメアのライヴ会場の前に乗り付けるとか。

RUKA:それはエグイな。いつか事務所を乗っ取るだな(笑)。

――社長は大変ですよ? 下げたくなくても頭を下げなきゃいけないときもあるでしょうし。

RUKA:ウチの社長は下げてないでしょ? 見たことないよ(笑)。

――メンバーには見えないところで下げてるんですよ、きっと。

RUKA:えーっ。でも俺、そういうのわりとできると思う。

――はい。じゃ、「なんか切ない」という感情ですが、これは「孤独感・疎外感・現実でうまくいかないことのもどかしさを象徴します。存在価値が解らなくなったり、自信が揺らいでいることを表します」ということなんですが、思い当たることはありますか?

RUKA:あ~ぁ、スランプだ。もぅ2年ぐらい。いつの間にか、曲が作れなくなってたんですよ。だから、作らないって決めるんだけど、そうなるとできる。

――意識を違うほうに持っていくことで、できるっていうことでしょうか?

RUKA:うん。

――今回のシングルに入っている「Romeo」は、スランプから脱した曲?

RUKA:ではないです。もぅね、とにかく早く遊びにいきたかったの。でも3日間ぐらいできなくて、もぅイライラしてきて。遊びにいきたいって思うのが、原動力。たとえばケンダマなら練習してれば巧くなるじゃん? 曲って違うからね。だから、毎回かかる時間も違うし、スランプもあれば、できるときもあるし。“遊びにいきたい”っていう執念でやったほうがいい曲ができることもあるし。だから音楽に対してストイックな咲人(G)のほうが、やっぱり平均打率は高いよね。安定して、しっかりといい曲を作れる。俺はずっとフルスイングだから、当たらないときも多いし。

――じゃあ、「存在価値が解らなくなったり・自信が揺らいでいること」というのが…。

RUKA:それがまさしく、スランプになってる状態ですよね。シングルに入れてもらえただけでよかった感じ。(気持ちが)落ちると謙虚になるんだね(笑)。もぅ、ずっと頑張らなかったから頑張り方を忘れちゃったのかな。

――頑張ってきてるでしょ?

RUKA:どうやったら“頑張ってる”っていうのかな? 俺のなかでは“ぜんぜん曲できないけど遊びに行きたいから頑張る”っていう使い方をするけど。それは間違いではない?

――そうですね。

RUKA:じゃあ、頑張ってる(笑)。遊ぶのって重要だよね。くっだらないけど楽しいんだよな~。

――何して遊んでるんですか?

RUKA:iPhoneに入ってるルーレットのアプリで、バツゲームやるヤツを決めて、当たったヤツがサイコロ振って、出た目の数だけすんごい辛いサドンデスソースっていうのをかけて食べるっていうのを、夜通し(笑)。いつかUstreamで全世界に生中継しようと思ってるんですけど(笑)。あとは、こないだ松島に行ってきた。小学校の頃はよく行ってたんだけど、もう十何年行ってなかったから、こないだ久しぶりに仙台に帰ったときに、昔行ってたところに行きたいなと思って。俺ね、松島と川崎大師がすごい好きな場所なの。

――個人的なパワースポット的な。

RUKA:うーん…なんか、好きなんだよね。

――では最後に。今回この夢占いをしてもらったUTA先生がいうには、この夢の話を聞いた頃のRUKAさんは「運勢の替わり目、改善期にあるようです。相手の裏が突然みえてしまったり、思わぬ誤解をされやすい傾向があります。取り繕うよりも、本音とじっくり向き合う方がいいみたいです。言わなくても解るだろうと、大事な人に肝心なことを伝えきれていない可能性もありますよ」ということでした。

RUKA:そっかぁ。

――本音と向き合って、早くスランプを脱せるように祈ってます。

RUKA:はい。頑張ります。

夢占い●UTA
取材・文●編集部

New Single
「a:FANTASIA」
2010年6月23日発売

【初回生産限定盤A】CD+DVD
VPCC-82640 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
[DVD]a:FANTASIA PV

【初回生産限定盤B】CD+DVD
VPCC-82641 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
[DVD]Romeo PV

【通常盤】CD ONLY
VPCC-82293 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
3. Rover(Bonus Track) (作詞:YOMI/作曲:Ni~ya)

<NIGHTMARE 10th ANNIVERSARY SPECIAL ACT VOL.2
re:START of TELL[ALL]ISM>
7月10日(土)三郷市文化会館大ホール
7月15日(木)広島アステールプラザ大ホール
7月17日(土)福岡市民会館大ホール
7月19日(月)大阪国際会議場メインホール
7月23日(金)新潟市民芸術文化会館劇場
8月04日(水)愛知県芸術劇場大ホール
8月13日(金)札幌市教育文化会館大ホール
8月15日(日)東京エレクトロンホール宮城

<NIGHTMARE 10th ANNIVERSARY SPECIAL ACT VOL.2
re:START of TELL[ALL]ISM TOUR FINAL>
8月25日(水)日本武道館
OPEN/START 17:30/18:30
(問)ディスクガレージ 03-5436-9600
チケット全席指定 ¥6,300(tax in)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可
一般発売日 6月26日(土)


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6月23日推出了New Single「a:FANTASIA」的ナイトメア,宣佈會第三次在日本武道館舉行公演。

組成10年的節目之年,作為紀念日的1月1日發表了Album『GIANIZM』,在Tour中,這首重型歌曲已取得進攻的姿勢,而今次作品「a:FANTASIA」貫徹一直以來的音樂作風,歌詞的言語,一個一個表現著有著攻撃性的ナイトメア。

New Single的推出將會配合7月10日開始的Hall Tour,然而,Final Tour就會在分別舉行過三次的日本武道館舉行。


還有武道館公演當日,即8月25日,就會推出收錄今年1月9日崎玉Super Arena的演唱會DVD(分別有DVD3張+CD2張,完全予約限定盤Special Bonus,以及只包括DVD的通常盤,兩種)和Live CD(2張一組)同時發售。

【TOUR】
NIGHTMARE 10th ANNIVERSARY SPECIAL ACT VOL.2
re:START of TELL[ALL]ISM
7月10日(土)三郷市文化会館大ホール OPEN/START 16:30/17:00
7月15日(木)広島アステールプラザ大ホール OPEN/START 18:00/18:30
7月17日(土)福岡市民会館大ホール OPEN/START 16:30/17:00
7月19日(月)大阪国際会議場メインホール OPEN/START 16:30/17:30
7月23日(金)新潟市民芸術文化会館劇場 OPEN/START 18:00/18:30
8月04日(水)愛知県芸術劇場大ホール OPEN/START 17:30/18:30
8月13日(金)札幌市教育文化会館大ホール OPEN/START 18:00/18:30
8月15日(日)東京エレクトロンホール宮城 OPEN/START 16:30/17:00
TOUR FINAL
8月25日(水)日本武道館 OPEN/START 17:30/18:30

【RELEASE INFO】
New Single 「a:FANTASIA」  2010.6.23 Release
【初回生産限定盤A】 CD+DVD ¥1,500(tax in)VPCC-82640
10周年Special Coupon券付
3 Types連動特典 DVD全員present招募券封入
<CD>
1. a:FANTASIA 作詞/作曲:咲人
2. Romeo 作詞/作曲:RUKA
<DVD>
a:FANTASIA PV
【初回生産限定盤B】 CD+DVD ¥1,500(tax in)VPCC-82641
10周年Special Coupon券付
3 Types連動特典 DVD全員Present 応募券封入
<CD>
1. a:FANTASIA 作詞/作曲:咲人
2. Romeo 作詞/作曲:RUKA
<DVD>
Romeo PV
【通常盤】 CD ONLY ¥1,500(tax in)VPCC-82293
10周年Special Coupon券付
3 Types連動特典 DVD全員Present 応募券封入
初回生産分のみ特製トレカ(1枚封入/計5種)ランダム封入
<CD>
1. a:FANTASIA 作詞/作曲:咲人
2. Romeo 作詞/作曲:RUKA
3. Rover(Bonus Track) 作詞:YOMI/作曲:Ni~ya


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現在全城最熱爆的話題莫過於---FIFA世界杯,而在舉行地的南非參與觀戰,在咱家的Blog上面發表了報導,有超過2萬人進入網站參觀,在各方面都成為了話題的宮脇渉。有關他所屬的樂隊12012的演唱會又有新消息了。

首先是12012的美國公演終於都決定了,他們會在11月13日於阿靈頓舉行的<ANIME USA 2010>參與演出。作為視覺系的先鋒,有關的介紹可以去他們的官網確認。

另一方面,12012在夏天舉行的Live<2010 SUMMER TOUR SEVEN -Footsteps to steal up on->的加場公演,已定於8月28日在渋谷WOMB舉行。這次是1個月以上,Tour的最後兩日都在WOMB連續舉行公演。

而宮脇渉現在仍然身在南非。觀戰「日本VS丹麥」,不用說在他的Blog可以找到現場直播電話通話,以及電話訪問等等。



<12012 美國公演 「ANIME USA 2010」>
2010年11月13日(土)
場地:Hyatt Regency Crystal City(Arlington, Virginia, USA)
<宮脇 渉 Media出演>
6月24日(木) 全国のJ:COM Channel 「つながるセブン」 19:00~19:55 (J:COMエリア内なら地上デジタル11ch、アナログ2chで視聴可能) ★生電話出演
6月26日(土) FM FUJI 「ROCK IN BOOTS」 24:30~25:00 ★電話Interview

<2010 SUMMER TOUR SEVEN -Footsteps to steal up on->
7月24日(土)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
[問]FLIP SIDE 03-3466-1100
7月25日(日) 群馬・高崎CLUB FLEEZ
[問]FLIP SIDE宇都宮 028-633-1009
8月7日(土) 名古屋ell FITS ALL
[問]サンデーフォーク・プロモーション 052-320-9100
8月9日(月) 松山サロンキティ
[問]DUKE 089-947-3535
8月11日(水) 福岡LIVE HOUSE CB
[問]B.I.C. 092-713-6085
8月13日(金) 岡山IMAGE
[問]CANDY PROMOTION 086-221-8151
8月14日(土) 大阪ESAKA MUSE
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
8月16日(月) 金沢vanvanV4
[問]FOB金沢 076-232-2424
8月17日(火) 新潟RIVERST
[問]FOB新潟 025-229-5000
8月19日(木) 札幌cube garden
[問]SMASH EAST 011-261-5569
8月21日(土) 仙台Hook
[問]GIP 022-222-9999
8月22日(日) 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2
[問]FLIP SIDE宇都宮 028-633-1009
8月27日(金) 渋谷WOMB
[問]FLIP SIDE 03-3466-1100
8月28日(土) 渋谷WOMB
[問]FLIP SIDE 03-3466-1100

3rd Album『SEVEN』
7月14日(水)推出決定
[限定盤]UPCH-29053 \3,500(tax in)
[通常盤]UPCH-20203 \3,000(tax in)

◆12012 宮脇渉 Official Blog
◆12012 Official Site


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2010年1月1日で結成10周年の節目を迎えたナイトメア。1月9日には、キャリア最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのスペシャル・ライヴ<NIGHTMARE 10th anniversary special act vol.1 GIANIZM ~天魔覆滅~>を成功させ、そこでのチャレンジングなセットリストをさらに練り上げたメニューによる全国ツアー<Request of "GIANIZM" the Tour>を4月に敢行。バンドの軌跡をライヴ・ステージで証明してきた。ともすれば“お祭りムード”一色でもおかしくないはずなのに、ナイトメアの10周年は至って平常心で突き進んでいる。


そんな10周年の第1弾シングルとなる「a:FANTASIA」を6月23日にリリースするナイトメアの特別企画。

BARKSはもちろんのこと、世の音楽媒体が“いよいよ来年は10周年ですよ!”と囃し立てていた2009年秋、シングル「Rem_」リリース時にBARKSではナイトメアのメンバーに“よく見る夢”“印象に残っている夢”について聞いていたのだが、そこでの回答には実に興味深いものがあった。ということで、若干の時差はありつつ、夢占いでナイトメアの深層心理に迫ります。

   ◆   ◆   ◆

【咲人が見た夢の概要】
友達を小さい刀で殺す。「殺してくれ」といわれて殺すのだけど、“正しい殺し方”をしないと何度でもやり直さなければいけない。間違ってつけてしまった傷は、そのまま残っている。咲人は何度も友達を切りつけて、やっと“正しい殺し方”ができて友達が倒れた。倒れた友達を抱きかかえ、「大丈夫か!」と友達の名前を呼んでいる自分の声で目が覚めた。。
⇒関連動画:「Rem_」 Interview【後編】(2009年9月公開)

――「友達という身近な仲間・友人は、客観的に見ている自己の分身を表すことがあります。自己の特徴・人間関係・運気を潜在的に表わす。登場した人物に対する気持ち・その人物自身との相性や運気が表われることも。また、登場人物とは関係なく、過去の人間関係とその関係の修正と忠告について示唆する場合もある」ということなんですが。

咲人:どうなんでしょうねぇ…。この夢に出てきた友達との関係性でいえば、いまは会ってない。距離をおくというか、しばらく会ってなかったときに見た夢なんですけど。

――登場人物は「客観的に見ている自己の分身」でもあると。で、「小さい刀」という「刃物」は「本能・洞察・恐れに立ち向かう強さ・ストレスや葛藤から来る攻撃性」を表わすそうですが、思い当たることはありますか?

咲人:ストレスや葛藤はオニのようにありますけどね。

――何に対して?

咲人:バンドや音楽がらみのことが大半を占めてます。

――そういうストレスは溜め込むタイプですか?

咲人:どっちかっていうと、溜め込んじゃって自然消滅するのを待つ感じですかね…。仕事が終わったからスイッチ切って、っていう感じではない。

――爆発することはないですか?

咲人:ないです。本気でキレるのは年に2回あるかないか、頻度でいえば。けっこう押さえ込んでますね。

――それ、しんどくないですか?

咲人:しんどいっちゃしんどいのかもしれないですけど、昔からこういう性格なので。これが当たり前になっちゃってますね。

――ちなみに、年に数回のキレるときはどうなるんですか?

咲人:180度変わりますよ。オニのようにまくし立てます。バイオレンス的なことはしませんけど、口喧嘩だったら反論できないぐらい、理詰めで何もいえなくする。

――相手が泣くまで言葉攻撃する感じ?

咲人:泣いてもやめません(笑)。精神的ショックを与えないと気がすまない。でも、キレるときも冷静な自分はいて、“ここはいわなきゃダメだな”っていうスイッチを自ら入れてからキレるんで。感情に任せて爆発するのとは違いますよ。たぶん、口喧嘩じゃ負けません。


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2010年1月1日で結成10周年の節目を迎えたナイトメア。1月9日には、キャリア最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのスペシャル・ライヴ<NIGHTMARE 10th anniversary special act vol.1 GIANIZM ~天魔覆滅~>を成功させ、そこでのチャレンジングなセットリストをさらに練り上げたメニューによる全国ツアー<Request of "GIANIZM" the Tour>を4月に敢行。バンドの軌跡をライヴ・ステージで証明してきた。ともすれば“お祭りムード”一色でもおかしくないはずなのに、ナイトメアの10周年は至って平常心で突き進んでいる。
そんな10周年の第1弾シングルとなる「a:FANTASIA」を6月23日にリリースするナイトメアの特別企画。

BARKSはもちろんのこと、世の音楽媒体が“いよいよ来年は10周年ですよ!”と囃し立てていた2009年秋、シングル「Rem_」リリース時にBARKSではナイトメアのメンバーに“よく見る夢”“印象に残っている夢”について聞いていたのだが、そこでの回答には実に興味深いものがあった。ということで、若干の時差はありつつ、夢占いでナイトメアの深層心理に迫ります。



YOMIが見た夢の概要】
RUKA(Dr)がカッターナイフを持って、泣きながら自分の身体を傷つけている。
YOMIは「やめなよ!」と言ってRUKAを制止する。

――「RUKAさん」という「身近な仲間・友人は、客観的に見ている自己の分身。または、自己の特徴・人間関係・運気を潜在的に表します。登場した人物に対する気持ち・その人物自身との相性や運気がシーンに反映されることがあります」ということですが。

YOMI:(この夢の話をしたのは)去年の9月頃ですよね? RUKAさんとは別に何もないしなぁ…。っていうと、客観的に見ている自分ていうことですよね。

――そうですね。で、客観的に見ているYOMIさんが手にしている「カッターナイフ」など刃物は、「本能・洞察・恐れに立ち向かう強さ・ストレスや葛藤から来る攻撃性」を表わすそうです。

YOMI:いまもですけど、体型維持はストレスですね。変わっていく自分に対して自信が持てるし、いい部分ももちろんあるんだけど。どっちかといえば俺は頑張りたくない、ラクな方ラクな方でいたい人間だから(笑)。

――刃物には「家族・恋人との別れや破局。不要なものの切り離し」という意味もあるそうなんですが。

YOMI:家族とは何もなかったし、彼女もいなかったし…。彼女を作らないっていうのがこれかなぁ。

――「不要なものの切り離し」?

YOMI:バンドと彼女は共存できないんですよね。

――恋人は心の支えにはなりませんか?

YOMI:心の支えにはなるけど、甘えちゃうんですよね。甘えちゃう=彼女といる時間をたくさん作りたいからジムを休んじゃう、みたいなこともあるし(笑)。自分が精神的に強くならないと、共存は不可能。自分が弱いから、まだうまくやれないというか。

――ちなみに、刃物は「男性的な象徴。サバイバルな心境を表す事があります。刃物の大小、状態などは、男性自身そのものがシーンに表われることも」あるそうです。

YOMI:チ○チ○ってこと?  まぁ、キャラ的にはぜんぜんアリですね(笑)。

――(笑)刃物の大小は聞きませんが、「サバイバルな心境」というのはいかがですか?

YOMI:ナイトメアを始めてからずっとなんですけど、危機感はいつも持ってやってますね。結果を残さなきゃいけないし、自分の理想のヴォーカリスト像にどれだけ近づけるかだったり、追い詰められてる感はあります。


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2010年1月1日で結成10周年の節目を迎えたナイトメア。1月9日には、キャリア最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのスペシャル・ライヴ<NIGHTMARE 10th anniversary special act vol.1 GIANIZM ~天魔覆滅~>を成功させ、そこでのチャレンジングなセットリストをさらに練り上げたメニューによる全国ツアー<Request of "GIANIZM" the Tour>を4月に敢行。バンドの軌跡をライヴ・ステージで証明してきた。ともすれば“お祭りムード”一色でもおかしくないはずなのに、ナイトメアの10周年は至って平常心で突き進んでいる。

そんな10周年の第1弾シングルとなる「a:FANTASIA」を6月23日にリリースするナイトメアの特別企画。

BARKSはもちろんのこと、世の音楽媒体が“いよいよ来年は10周年ですよ!”と囃し立てていた2009年秋、シングル「Rem_」リリース時にBARKSではナイトメアのメンバーに“よく見る夢”“印象に残っている夢”について聞いていたのだが、そこでの回答には実に興味深いものがあった。ということで、若干の時差はありつつ、夢占いでナイトメアの深層心理に迫ります。

【Ni~yaが見た夢の概要】
寝る前にYoutubeで心霊映像などの怖い動画を見ていたら、同じようなすっごく怖い夢を見た。
起きたときに後味の悪い夢だった。
⇒関連動画:「Rem_」 Interview【後編】(2009年9月公開)

Ni~ya:怖い夢はしょっちゅう見るんですよ。ネガティヴな夢が多いんですね、俺。修羅場とか(笑)、自分がケガしたりとか。たとえばライヴの前日に、曲を間違ったり失敗する夢を見ちゃったり。

――その夢の出来事が現実になってしまったことは?

Ni~ya:まだないです。そういう夢を見ちゃうと、現実にならないように注意するんで。結果的にはいいんでしょうけど、でも、イヤですよねぇ。

――気分的にね。で、この夢の中での「怖い」という感覚は、「直感が強まっている。目に見えない力や感覚への不安。自己のダークな側面に対する客観的な恐怖を象徴します」ということらしいです。

Ni~ya:ほぉ~。

――寝る前に見た映像って夢に出やすいと思うんですけど、勘が鋭くなってる時期だとよけいにその影響があるのかな、と。

Ni~ya:たしかに。

――では、「自己のダークな側面」は何か思い当たりますか?

Ni~ya:ねぇなぁ。……自分では気がつかないだけかもしれないけど、自分がされてイヤなことは他人にもしないように気をつけてるし。あ、でもお酒呑むとヒドイらしいです(苦笑)。

――それはダークとはまた違いますよね。

Ni~ya:ダークじゃなくて、ダーティだな。俺、基本的に、キライなヤツとはつるまないし。イヤだと思ったら近寄らないですから。よく会社とかで、イヤな上司とか嫌いな部下がいるとか聞きますけど、俺ほんとそういうのなくて。事務所のスタッフの方々も、社長を筆頭にオモロイ方々ばっかなんで。

<pageend>
――では、「怖さ」はほかに「定まらない心理状態に対しての恐怖・変化することへの抵抗を表す場合もある」ということなんですが。

Ni~ya:これはあるかもしれない。変えようがないんでしょうけど、ああいう格好がしたいとか、見てくれの部分では、ここ4~5年変わってない。変化への抵抗っていうほどのことではないと思いますけど。ただベースに関しては、新しいことや難しいプレイを試みるわけですから、そこでの恐怖心はあるかな。レコーディングでは弾けるけど、ライヴで動きながら弾けるかな、とか。その恐怖心をなくすために練習してるわけで。

――服装っていうところでいうと、「Rem_」のときは初の全身白い衣装でしたが、あれはどうでしたか?

Ni~ya:すっごい抵抗ありましたね。オール白はもう着ることはないだろうと思いました。クツ探すのも大変だったし(笑)。ライヴDVDになった映像で見たら、ステージ映えするのはわかるんだけど、なんかシックリこないって俺は思いました。

――なるほど。活動年月を重ねていくなかで、衣装やメイクがどんどんナチュラルな方向に変化していくバンドも多いですけど、10周年を迎えたナイトメアとしては、今後どうしていこうか考えていますか?

Ni~ya:ほかのメンバーはわからないけど、俺はまったく考えてないです。“もう年だからメイクやめよう”とか、そういう気もないし。そのときの気分ですね。

――ちなみに、10周年という節目を迎えて気持ちの面で変化したことはありますか?

Ni~ya:結成当時のことや、初めてのツアーのこととか、昔のことを思い返すようになりましたね。それこそ、初めてベースを持ったときのこととか。思い出に浸ってみたり(笑)。それで、昔の曲をいま聴いてみると、すごく新鮮なんですよ。演奏はメチャクチャで、なんでこんなフレーズ弾いてるんだろう?とか思うんだけど、たぶんそれは当時の自分でしか出せないもので。聴いてるうちに勉強になって、いまの自分に昔の自分を取り入れたいなと。昔の、ガムシャラに無我夢中でやってたことがカッコ良かった部分もあるだろうし。

――そうですね。そして、「怖さ」が象徴するものとして、ほかに「欲望や本能の高まり・想念や表現への欲求が高まっていることを示唆する場合があります」ということで。今回のシングル「a:FANTASIA」には、Ni~yaさん作曲楽曲としては2作目の「Rover」が収録されていますし、表現欲求の高まりがあるのかな、と。

Ni~ya:高まってんのかなぁ? 表現の欲求は前からあったし。ベース・プレイで自分を表現しようと思ってきてたところに、作曲も加わっただけの話で。俺、歌詞も書かないし、歌も歌わないから、ほかの部分でもっと自分を表現できればなぁって。

――作詞をしたいとは思わないですか?

Ni~ya:思わないですね。あんま興味ないんですよね。音で表現したい。

――たまに、作詞は自分の内面をさらけ出す行為だから恥ずかしい、ということをいう方がいますけど、そういうことはないですか?

Ni~ya:それもあります! むしろ、そっちのほうがデカイかも(笑)。

――(笑)では、夢の中に出てきた「心霊」について。これは、まず「偽りの自己。周りに見せる姿と本当の姿が一致しないことの精神的疲労を示唆することもある」そうなんですが、思い当たる部分はありますか?

Ni~ya:ないですね。周りにどう見られようと、俺は俺でしかないし。そりゃステージに立つときには、変身願望的なものはありますけどね。でも基本、自然体ですよ。そのほうがライヴも楽しいですもん。

<pageend>
――なるほどね。で、「心霊」が表わすものにはもうひとつあって、「不規則・不摂生な生活状況。自力では解決できない問題からの逃避願望を表わすこともある」と。

――まぁ、不摂生ですよね(苦笑)。っていうか、この仕事してて不摂生じゃない人っているんですかね。

――若いうちは別として、50歳、60歳で現役のロックスターの方々は、“セックス・ドラッグ・ロックンロール”なイメージを保つために、ものすごいストイックな生活をしているらしいですよ。

Ni~ya:そうかぁ。どうしても身体は衰えていくわけだから、食事に気をつけたりトレーニングしないといけないんでしょうね。俺はまだ20代だから、いまは不摂生しててもへっちゃらですけど、10年後20年後は無理なんだろうな。ちょっと前にほんの数日間だけ、夜は2~3時に寝て朝は7~8時に起きる、早寝早起きの生活をしてたんですけど、まぁ長続きしませんでしたね。

――なんで早寝早起きをしようと思ったんですか?

Ni~ya:一日を長く使えるかなと思って。で、家で作業するんですけど、昼間ははかどらないんですよね。夜中のほうが調子よくて。曲を作るにしても、昼間やってもぜんぜんダメで。夜中から翌日のお昼ぐらいまでがいちばん調子イイ。やっぱ、制作期間に入ると生活がメッチャクチャになりますね。レコーディング期間も、スタジオから家に帰って身体はクタクタなのに、頭の中で音が鳴ってて寝られないし。それで生活が一気に夜型に戻るっていうのもありますね。

――それも含まれているのかもしれませんが、「自力では解決できない問題からの逃避願望」というのはどうですか?

Ni~ya:いっぱいありますよ。けっこう逃げ出しがち(苦笑)。だから最近は、問題を作らなけりゃいいんだ、と(笑)。そもそも問題を起こさなければ、面倒くさいことをする必要もないわけだから。昔はね、悪いコトをしても、自分の責任なんだけど他人に押し付けて“俺は知らないよ”ってバックレたこともありましたからね。

――それ、いちばん最初に出てきてた「ダークな側面」では(笑)?

Ni~ya:そうですね。よく責任転嫁してました(笑)。昔のことですけど、ヒドイことしてましたね。

――ちなみに、この夢占いに限らず、占いは信じますか?

Ni~ya:ぜんぜん信じないです。でも、仙台の友達で手相の勉強してるヤツがいて、見てもらったらバシバシ言い当てるんですよ。18歳のときにすごく大きい出会いがあったとか、いついつ頃すごく大変だったとか、バンドのことなんですけど。で、そいつが「いまの仕事すごく向いてるよ」っていうから「だろ?」って(笑)。そいつの手相占いだけは信じます(笑)。

夢占い●UTA
取材・文●編集部

New Single
「a:FANTASIA」
2010年6月23日発売

【初回生産限定盤A】CD+DVD
VPCC-82640 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
[DVD]a:FANTASIA PV

【初回生産限定盤B】CD+DVD
VPCC-82641 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
[DVD]Romeo PV

【通常盤】CD ONLY
VPCC-82293 ¥1,500(tax in)
1. a:FANTASIA (作詞/作曲:咲人)
2. Romeo (作詞/作曲:RUKA)
3. Rover(Bonus Track) (作詞:YOMI/作曲:Ni~ya)

<NIGHTMARE 10th ANNIVERSARY SPECIAL ACT VOL.2
re:START of TELL[ALL]ISM>
7月10日(土)三郷市文化会館大ホール
7月15日(木)広島アステールプラザ大ホール
7月17日(土)福岡市民会館大ホール
7月19日(月)大阪国際会議場メインホール
7月23日(金)新潟市民芸術文化会館劇場
8月04日(水)愛知県芸術劇場大ホール
8月13日(金)札幌市教育文化会館大ホール
8月15日(日)東京エレクトロンホール宮城

<NIGHTMARE 10th ANNIVERSARY SPECIAL ACT VOL.2
re:START of TELL[ALL]ISM TOUR FINAL>
8月25日(水)日本武道館
OPEN/START 17:30/18:30
(問)ディスクガレージ 03-5436-9600
チケット全席指定 ¥6,300(tax in)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可
一般発売日 6月26日(土)


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Kaya 短編小説連載「百鬼夜行奇譚」
第三夜:【回顧】~Awilda~[壱]

   ◆   ◆   ◆

バルト海を臨む丘の上、忘れ去られようにひっそりと、美しい古城が立っていた。
初夏の風が海風を古城の窓まで運び、窓際に咲いた薔薇が小さく揺れる。
時に置き去りにされた丘の上。城は、いつまでも、海風に吹かれていた。

「もう起きて下さいな、アヴィルダさま。でないと私が叱られます」
聞き慣れたアンナの声が廊下の向こうで響く。あと少し、あと少しと枕に顔を埋める。

天蓋付きのベッドは隙間が無いほどにレースで飾られ、枕元にはフィアンセのフランツから贈られた人形が所狭しと並んでいた。この空間がアヴィルダの楽園。一週間後に控えた18歳の誕生日には、この楽園にまた人形が増えるに違いない。母譲りの柔らかくカールした栗毛をシーツに踊らせながら、レースと人形の楽園に微睡む。

「アヴィルダさま!」
「わかったわよ、起きるわよ。もう、折角素敵な夢をみていたってのに」

それは悪うございましたね、とおどけながら、アンナが部屋から出てゆくと、入れ違いに茶の薫りが部屋へと滑り込んで来た。
眠い目をこすりながら、階下へ降りると、父のアルフレッドが食後の茶を楽しんでいた。

「おはよう。私のお姫様は随分と夢の国がお好きなようだね」
「おはようお父様。またお茶を?本当に流行ものがお好きなんだから」

アヴィルダは、父と、召使いのアンナの三人で暮らしていた。古城を改築した館の高い窓から、あたたかな日差しがこぼれる。朝食の支度をするアンナの向こうから、アルフレッドが声をかけた。

「お母様に挨拶はすませたのかい」

広間を抜けた一角、小さなお祈り部屋に、母の肖像が飾られていた。
母との想い出はおぼろげで、ただ唯一、眠りにつく前にいつもアヴィルダの髪を触りながら歌を歌ってくれたことが、思い出された。

「おはよう、お母様」

「本当によく似てきた」
突然背後から声をかけられ振り返ると、アルフレッドがドアにもたれて立っていた。

「まぁ驚いた。お父様ったら、ビックリさせないで」
笑いながら父の横を通り過ぎる。アルフレッドの舐めるような視線にも気づかずに。

「本当によく似てきた…」

   ◆   ◆   ◆

文:Kaya / イラスト:中野ヤマト

次回:【回顧】~Awilda~[弐] 6月28日(月)公開予定

   ◆   ◆   ◆

Kaya
New Single
「Awilda」
2010年7月28日発売
DDCZ-1697 ¥1260(tax in)
1. Awilda
2. Sink
3. Awilda -kayaless ver.-

<Kaya“Awilda”発売記念TOUR ~Voyage Rose~>
8月8日(日)新宿RUIDO
8月15日(日)大阪RUIDO
8月21日(土)札幌MESSE HALL(ワンマン)
8月29日(日)名古屋HOLIDAY
9月9日(木)高田馬場AREA(ワンマン)


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